管理栄養士はらちゃんです✨
今日は脂質の代謝経路を見ていきます。
コレを理解するには、解糖系の理解が必須です。
解糖系については
過去の投稿を御覧ください。
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/Spring-2.png)
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/Spring-2-1.png)
脂肪の代謝経路
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/cat-1351612_640.jpg)
脂肪
↓
グリセロール↔解糖系に入る
+
脂肪酸↔脂肪酸合成・β酸化→アセチルCoA→TCA回路→電子伝達系
ざっくりですが、こうです。
ここで大切なのは
脂肪はβ酸化によってアセチルCoAになり
TCA回路に入るということです。
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/night-1846734_640.jpg)
アセチルCoAの材料はピルビン酸で、
ピルビン酸の材料は糖質です。
つまり脂肪を燃やすには糖質が必要です。
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/rice-2061877_640.jpg)
通常時は解糖系からのアセチルCoAで
ATPを十分確保できます。
しかし運動量が増えたり
緊張でエネルギーを消耗するときは
脂肪酸からのエネルギー代謝経路が動くことで
アセチルCoAが大量に生成され
TCA回路が何回転もし
ATPが大量に生成されます。
だから脂肪が燃えます。
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/fire-227291_640.jpg)
もう少し詳しく話すと
電子伝達系でATPがを生成する時に
水が発生します。
コレを代謝水といい
体内で発生する水分です。
運動をすると汗がでるのは
この代謝水の影響です。
つまり
汗が出るのはとても良いことです。
![](https://will-pg.com/wp-content/uploads/2021/04/running-5077128_640.jpg)
エネルギー代謝の理解は
指導者は当然、運動する方皆さんが
理解するべき内容です。
コレを抑えておけば
変な食事制限に引っかからないです。
これ知ったら糖質制限の効率の悪さが
よくわかります。
次回は
たんぱく質がどのように
エネルギー代謝に関わるのか解説していきます!