エネルギー代謝3

管理栄養士はらちゃんです✨

今日は脂質の代謝経路を見ていきます。
コレを理解するには、解糖系の理解が必須です。

解糖系については
過去の投稿を御覧ください。

エネルギー代謝1
エネルギー代謝2

脂肪の代謝経路

脂肪

グリセロール↔解糖系に入る

脂肪酸↔脂肪酸合成・β酸化→アセチルCoA→TCA回路→電子伝達系

 

ざっくりですが、こうです。

 

ここで大切なのは

脂肪はβ酸化によってアセチルCoAになり

TCA回路に入るということです。

アセチルCoAの材料はピルビン酸で、

ピルビン酸の材料は糖質です。

詳しくは解糖系の投稿へ

つまり脂肪を燃やすには糖質が必要です。

通常時は解糖系からのアセチルCoAで
ATPを十分確保できます。

しかし運動量が増えたり
緊張でエネルギーを消耗するときは


脂肪酸からのエネルギー代謝経路が動くことで

アセチルCoAが大量に生成され

TCA回路が何回転もし

ATPが大量に生成されます。

だから脂肪が燃えます。

もう少し詳しく話すと

電子伝達系ATPがを生成する時に

水が発生します。

コレを代謝水といい
体内で発生する水分です。

運動をすると汗がでるのは
この代謝水の影響です。

つまり
汗が出るのはとても良いことです。

エネルギー代謝の理解は

指導者は当然、運動する方皆さんが

理解するべき内容です。

コレを抑えておけば

変な食事制限に引っかからないです。

これ知ったら糖質制限の効率の悪さが

よくわかります。

 

次回は

たんぱく質がどのように
エネルギー代謝に関わるのか解説していきます!

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